SUMMER SONIC 2016 ライブレポート

岡本
2DAYS行ってきました!レポートします。

2016年8月20日・21日の2日間にわたって開催されたサマーソニック2016大阪会場。
最高気温が37度を超える猛暑の中で行なわれた熱いライブの模様をレポートします。

サマソニは「日帰りでも気軽に行けるフェス」として2000年からスタートした都市型フェスで、洋楽の大物アーティストが日帰りで見に行ける日本で唯一の夏フェスである。
私も2002年の第3回から昨年の第16回目まで1日も欠かさず参戦しており、今年で15年連続での参戦となった。

今年のサマソニ大阪会場は17年の歴史の中で2回目となる大きな変更があった。
1回目は会場がWTCから舞洲に移った事・そして今年は舞洲会場のステージの場所が大幅に変更された。舞洲の9年間の歴史の中、ステージの数・名称・場所などマイナーチェンジはあったが、舞洲の中心にあったOCEAN STAGEが、舞洲の西の端に移動し、海が見渡せるステージに。
そして舞洲の高台にあったMOUNTAIN STAGEは、野球場の中に移動し、スタジアムステージへと様変わりした。

昨年までのサマソニに参戦していた人が一番驚いたのはステージ間の移動距離の長さではないだろうか。

今まではリストバンド交換からOCEAN STAGEまで、5~10分だったのが、20分はかかるようになっていた。まぁ東京会場のマリンスタジアムと幕張メッセの移動距離に比べれば、驚くほどではないかもしれないが、メインステージと他のステージとの距離が短いことが大阪会場の良さだと思っていたので、少し残念な思いがしたのは私だけだろうか…

1日目、私のお目当てはその遠くなったOCEAN STAGEに集中していた。リストバンドを交換し【Alexandros】を観にOCEAN STAGEに向かうが、なかなか辿りつかない(笑)。
滑り込みセーフで新しいOCEAN STAGEに入り、なんとか間に合った。

ステージを見ると、初日のヘッドライナーを務めるレディオヘッドのステージセットを隠す黒い幕で覆われていた。そのためレディオヘッドの前に演奏するバンドは、ステージの前半分しか使えない状態であった。

その黒幕の前に鮮やかな水色に白で【Alexandros】のロゴが入った幕が張られ、その前で【Alexandros】の4人がヒット曲を演奏していた。

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圧倒的に女の子の観客が多い中、メタルファンの私は、ギターの白井に注目していた。
彼はメタリカのジェームス・ヘッドフィールドのファンで元々ハードロックバンドを組んでいたという。そんな彼は【Alexandros】ではオアシス好きの川上の影響でギブソンのESをメインギターにしている。

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しかし、この日の3曲目くらいから曲ごとにギターチェンジがはじまり、まずはギブソンのレスポール、そしてついにジェームスのメインギターであるギブソンのエクスプローラーにチェンジしたときは、心の中で「出た!!!」と叫んでしまった(笑)。
と、同時に彼がいかにジェームスをリスペクトしているかという事をこの身で確かめることができた。

更に、ギブソンフライングVとメタルギターリストのマストアイテムが飛び出しメタルファンにとっては感無量であった。

そんなマニアックな事を気にかけている観客などほとんどいない中、途中新曲の「SWAN」が披露された。またベースの磯部が「後ろにレディオヘッドのセットが隠れているけど、いつかこのステージを自分達のセットで埋められるようなバンドになる!」と力強く宣言していたことが印象的だった。そして最後は昨年のヒット曲「ワタリドリ」。

イントロが流れた瞬間に会場は大歓声。サビでは観客がリズムに合わせて手を上げ、素晴らしい光景を彼らに見せて、45分の熱いステージがあっという間に終わった。

観客が一気に引き、やや空いた感のOCEAN STAGE に登場したのはイギリスのTWO DOOR CINEMA CLUB。

サマソニが始まった頃、メインのステージはほぼ洋楽アーティストが出演しており、観客も沢山入っていた。しかし最近は洋楽よりも邦楽アーティストのステージの方が一杯になっている感じがする。
昔よりも邦楽アーティストが人気も実力もつけてきたこともあるが、洋楽ファンにはやや寂しい気がしたOCEAN STAGEだった。

そして初日の邦楽アーティストで最も注目を集めていたザ・イエロー・モンキーの登場である。

何と16年振りに活動を再開させたという事で、久しぶりもしくは初めて彼らを見てみようとセットチェンジの時間から続々と観客が押し寄せてきた。
しかも【Alexandros】の時と比べ、明らかに年齢層が高い(笑)。私の周りも40代と思われる女性のグループが、万全の日焼け対策をして彼らの登場を待っていた。

ほぼ定刻通りまずは楽器隊の3人が登場すると「アニー」「ヒーセー」など彼らを愛称で呼ぶ声が飛び交い、そして最後にヴォーカルの吉井和哉が登場すると会場は「ロビン!」と叫ぶ声で一杯になった。注目の一曲目はセカンドアルバムから「SUCK OF LIFE」。

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途中のMCで吉井が、また4人で一緒にやりたいとメールをし、3人が快諾してくれて再結成に至った話をし、会場が大きな拍手に包まれた。そして中盤にさしかかりヒット曲の「SPARK」「楽園」がたて続けに演奏されると、会場のボルテージは一気にMAX!

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更に終盤には「LOVE LOVE SHOW」の大合唱。会場から「ロビン、JAMやってへんでぇ!」と「JAM」の演奏を求める声が出だしたと頃、吉井から「最後にザ・イエロー・モンキーのロックンロールアンセムを聴いて下さい」と「JAM」のイントロが流れると会場は「ウォー!」という大歓声と拍手に包まれ、曲に合わせて体をゆっくり左右に揺らしながら16年振りの「JAM」に酔いしれていた。
私も彼らのライブを初めて観たが、16年のブランクなど微塵も感じさせないパワフルなライブに、このメンバーでいつまでも続けていって欲しいと願った。

続いてはイエモンが解散した数年後に結成されたサカナクションの登場とあって、観客の入れ替りが激しく、私の周りも一気に年齢層が低くなった(笑)。

ステージはレディオヘッドのセットで狭くなっているにも関わらず、数十個の和太鼓が並べられ、共演が予定されている和太鼓グループGOCOOのパフォーマンスへの期待が膨らんできた。そしてステージ中央には銀色の長テーブルがぽつんと設置されていた。

開始時間を少し過ぎた頃、ようやく5人が現れるが、全員サングラスにヘッドフォンといういでたちに、これから何が始まるのだろうかと会場中が固唾を飲んで見守っていた。
5人がステージ中央にセットされたテーブルの上にあるリズムマシンやシンセサイザーそしてラップトップを操作し始め「INORI」がスタート。

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会場中がリズムを取り始め温まった頃、「ミュージック」のイントロが流れ大歓声が沸き起こる。そしてヴォーカルの山口が「アルクアラウンド」を歌い始めると更にヒートアップ。
メンバーが散らばりいつものバンド形態に。

数曲が演奏され後ろの太鼓はいつ演奏されるのかと気になりだした中盤、「夜の踊り子」で芸者姿の女性が二人登場し、山口と一緒に踊っているとGOCOOのメンバーが登場。
数十個の太鼓を一斉に叩き出した。

地響きのような音とパフォーマンスに会場は圧倒されながらも、その光景を目に焼き付けていた。
終盤になっても山口は「まだまだ踊れますかー」「一緒に踊りましょう!」と観客を煽り、観客もそれに応えるように「アイデンティティ」「ルーキー」と踊り、そして大合唱。最後は昨年大ヒットした「新宝島」で締めくくった。

サカナクションのライブは何度か観ているが、いつも無表情で淡々と演奏している印象があった。

しかし今回はレディオヘッドの前に演奏できる喜びか、山口が終始笑顔でMCでも「この後のレディオヘッドに繋げましょう!」と笑顔で会場を煽っていたのが印象的だった。

そしてこの後は、今日はこのバンドを観るために来たと言っても過言ではないレディオヘッド。
レディオヘッドがデビューした90年代は、グランジ・ブリットPOP・ミクスチャーロック全盛期で、その中にあってやや暗い曲をやっている印象が強く、私は彼らにほとんど興味がなかった。

そんな私の考えを180度変えるきっかけとなったのが、13年前のサマソニ大阪で観た彼らのパフォーマンスであった。
以来、来日公演は全て観に行くほどの虜になってしまった。

サマソニでのパフォーマンスが伝説となっている彼らを待つ会場は日が暮れ、徐々に暗くなっていき、レイザー光線や照明での演出に定評のある彼らにとって最高のシチュエーションになってきた。

彼らの出演時間が近づくにつれ、会場はほぼ満員状態。私の隣と後ろでは、外国人のグループがビール片手に彼らの登場を待ちわびていた。

サマソニが他のフェスと違うところは観客に外国人が多い事だと思う。洋楽のビッグネームが登場し、しかも日帰りで会場にアクセスできる大型フェスは、関西ではサマソニしかないので、在留外国人の方々も楽しみにしているのだろう。

予定時刻を15分ほど過ぎた頃、ようやく暗転し13年ぶりにレディオヘッドがサマソニに帰ってきた。

観客が大歓声で迎える中、NEWアルバムの1曲目「BURN THE WICTH」でスタートした。

黒い幕で隠されていたステージセットは、6つの巨大スクリーンが並ぶ大掛かりなセットで、そのスクリーンにサポートドラマーを含むメンバー6人が映し出されていた。ギターのジョニー・グリーンウッドはバイオリンの弓のようなものでギターをかき鳴らしている。
CDでは分からない演奏風景を見ることができるのがライブの醍醐味。今回もジョニーの新たな試みが見ることができ、1曲目から鳥肌ものだった。

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5曲目まではアルバムの曲順通りに演奏された。途中ヴォーカルのトム・ヨークが日本語で「こんばんわ~」と挨拶し13年前と同じ挨拶に当時を知る私は感動。

6曲目ようやく13年前のアルバムヘイル・トゥ・ザ・シーフのオープニング曲「2+2=5」のイントロが流れ会場は大歓声。
続けて名盤OKコンピューターのオープニング曲「AIRBAG」のヘビーなギターのイントロが流れると会場から「おぉー!」という90年代からのファンによる喜びの雄叫びが聞こえた。

中盤はNEWアルバムやイン・レインボウズ、ザ・キング・オブ・リムズなどの2000年代のアルバムからの曲が披露されていた。
そして終盤、全米・全英で№1に輝いたアルバムキッドAのオープニング曲「EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE」のイントロが流れた瞬間、やや疲れてきた観客の目を覚ますような大歓声と同時に手拍子が始まり、まだまだいけることを彼らにアピールしているようだった。
この曲の魅力はライブでないと分からない。私も初めて観た時、ギターの二人がギターを持たずステージに座り込んでエフェクターをずっといじっている姿に、こんな演奏方法があるのかと衝撃を受けたのを覚えている。

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更にキッドAからダンサブルな「IDIOTEQUE」が始まると、リズムに合わせて体を揺らし踊る観客が沢山いた。この曲もライブで見る曲で、ギターのジョニーがアマチュアバンドだったら絶対に買えないようなシンセサイザーを、ひたすら操作しながら音を出している姿は何度みても圧巻。

曲が終わり大きな拍手と歓声の中、2つのスネアがステージの両サイドにセットされた。そう初登場した13年前のサマソニで1曲目に披露されたアルバムヘイル・トゥ・ザ・シーフのリード曲「THERE THERE」をやるための準備だ。
ギターの二人がスネアを叩き出しトムがギターを被せ歌い出すと、会場はトムに合わせて大合唱。途中からギターに持ち替えたジョニーの爆音に初めて見た観客も痺れていたに違いない。今日一番の盛り上がりを見せて本編が終了。

アンコールを求める手拍子の中、再びメンバーが登場。まずは「EXIT MUSIC」が静かに演奏される。続いてイン・レインボウズのリード曲「BODYSNATCHERS」が始まると、ステージのライトが激しく点滅し曲を盛り上げた。1曲挟みまだ終わらない様子の中、英語の会話が流れだす。
するとあの印象的なベースラインが始まった。キッドAの「THE NATIONAL ANTHEM」だ。

本編でやらなったので、ここできたか!と会場も大興奮だった。まだあるのだろうかという緊張感の中、静かに「KARMA POLICE」が演奏され、トムが日本語で「お・や・す・み・な・さい~」と観客に挨拶をしてステージを後にした。全22曲、フェスでは異例の2時間という長さのレディオヘッドの公演は、感動と大きな拍手に包まれ終了した。

サマソニ大阪2日目。
1日目は午後からの参戦だったが、2日目はオープニングアクトのKANSAI IDOOL LEAGUEから参戦。昨年まで体育館の隣の芝生広場にあったFLOWER STAGEがFOREST STAGEと名前を変え、場所も昨年までOCEAN STAGEだった場所の更に西側となり、ここもやや遠くなったステージである。

近年無数のグループが結成されているアイドルではあるが、ステージを観る機会はほとんどないので、この機会に見ておこうとFOREST STAGEに。朝一にも関わらず沢山の観客に驚いたが、それ以上にステージ上で100人近い女の子がパフォーマンスしている姿に驚いた。

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次は野球場にステージを移したMOUNTAIN STAGEに向かった。
トップバッターのイギリスのTHE STRUTSを観るため、初めて球場に足を踏み入れた。東京会場のマリンスタジアムのようなステージを想像していたが、芝生のある外野エリアはほぼ使用されておらず、外野と内野の境界辺りにステージがバックネット側に向けて組まれており、スタンディングエリアは内野からバックネットまでと昨年までのMOUNTAIN STAGEの半分にも満たない感じであった。

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その分内野席が全てスタンド席として開放されていたので、座ってじっくり観たい人には良いのではと思った。

THE STRUTSは昨年惜しまれつつも解散したアメリカのハードロックバンドMOTLEY CRUEのフェアウェル・ツアーの最終公演に、オープニングアクトとして抜擢されたことで、全世界にその名を轟かせた新人バンドである。ヴォーカルはグラムファッションであったが、音はトラディショナルなロック。初来日ということで初々しいステージであった。

次のお目当ては、昨年も登場したマーティ・フリードマン。私はアメリカのスラッシュメタルバンドのMEGADETHの熱狂的なファンで、その元ギターリストのマーティは脱退した後、日本に在住したこともあり、ずっと注目している。マーティは最近、サポートギターにBABYMETALの神バンドのギターリストでもある大村孝佳を起用していることから、会場はMEGADETHファンとBABYMETALファンが入り混じっていた。

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しかも今年はベースに宮藤官九郎監督の映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」にも出演している清が参加しており、彼女のテクニックを見て、あの子は誰だとざわついていた。
昨年はMEGADETHの曲をやらなかったマーティであったが、今年はなんとMEGADETHの名盤RUST IN PEACEから「TORNADO OF SOUL」をやってくれた。イントロが流れた瞬間からMEGADETHファンからの大歓声。私も1998年の来日公演以来、久々にマーティがMEGADETHの曲を演奏する姿を見ることができ感無量であった。

そして昨日半日間ずっといたOCEAN STAGEに移動し、星野源の登場を待った。
アルバムが大ヒットし、昨年末には紅白歌合戦にも出場しただけあって、OCEAN STAGEは若い女の子を中心に沢山のお客さんで埋まっていた。
定刻になり星野源を紹介するコミカルなナレーションが流れ、小走りで勢い良くステージ現れると、「星野源で~す!」と挨拶し、ジャズのようなリズミカルな「地獄でなぜ悪い」でスタート。

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あまりの暑さに何度も会場のお客さんを気遣い、自身も黒の革靴の底が熱いと会場の笑いを誘っていた。
そしてあと3曲ですと告げると会場からは「えー」の歓声。

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去年嫌になるほど歌った曲と紹介しヒット曲「SUN」が始まると、会場は今日一番の盛り上がりを見せた。そして軽快な「WEEKEND」と続き、ラストは「時よ」。あっという間の45分であった。

OCEAN STAGEを後にし、本日一番のお目当てBABYMETALとイギリスのメタルバンドBULLET FOR MY VALENTINEの登場まで、会場のSONIC STAGEで待つことに。
ここ2年間、大阪会場で2番目に大きなMOUNTAIN STAGEで入場規制がかかるほどの観客を動員し、今や大人気のBABYMETAL。

今年は更に小さいSONIC STAGEになったことで、入場規制が確実視されている中、彼女たちの出番の5時間前ではあるが、体育館のスタンド席は満席、アリーナの後方はステージを見ずに座り込んだり寝転んでいる人で一杯だった。
例年なら体育館のアリーナは涼しいのに、今年のアリーナはBABYMETAL待ちと思われる人が多く、その熱気でもの凄く暑かった。

18時20分アメリカのハードコアパンクバンドAT THE DRIVE INの演奏が終わり、アリーナはパンクファンとメタルファンの総入れ替えのための大移動が始まった。

ステージ上ではメタルバンドらしく、ツーバスのドラムセットがセッティングされ、メタルのマストアイテムフライングVを爆音で音あわせするクルーが忙しく動いていた。
ほぼ定刻通り暗転し、メンバーが登場。フライングVのツインギターによるヘビーなサウンドに会場は大盛り上がり。サマソニ、ラウドバークと彼らのライブは全て観ているが、毎回サークルピットが出現するのがお約束。今回も3曲目くらいから出現し、女性ファンは逃げるように端に追いやられていた。中盤のマイケルのドラムソロを経て、終盤に向けパイロが上がる頻度も増し、会場は益々ヒートアップ!ギターヴォーカルのマシューが煽り、更にでかいサークルができ、大興奮の60分が終了した。

そしてサマーソニック大阪2日目の大トリを飾るのは、今や国内外の大型フェスに引っ張りだこのBABYMETAL。

2010年にヘビーメタルとアイドルを融合させるというコンセプトのもと結成されたBABYMETAL。デビュー当初、私のようなメタルファンの中でも賛否両論が巻き起こり、彼女たちのことをよく知らなかった私は、すぐ消えるのではないかと思っていた。

そんな私は2013年のサマソニ大阪のFLOWER STAGEでゴリゴリのメタルサウンドに引き込まれて偶然にも彼女らのステージを観ることができた。歌っている内容にはピンとこなかったが、バックバンドの超絶テクニックに鳥肌が立ち、その後彼女らがスラッシュメタル四天王のうち3バンドから寵愛されていることを知り、以来彼女らの大ファンになってしまった。

ちなみにスラッシュメタル四天王のうち唯一接点がなかったのは私の好きなMEGADETH。

デイブ・ムスティンは気難しいことで有名なので、日本のアイドルと一緒に写真なんか撮らないと思っていたが、2014年のサマソニ時にあっさりカメラに納まっていた(笑)。

海外の大物メタルアーティストも虜にしてしまうBABYMETALを一目観ようと会場は徐々に一杯になり、始まる寸前には超満員になっていた。
サウンドチェックは神バンド本人がやることが恒例になっており、彼らが登場すると歓声が沸き起こった。

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ただ今回はPAを通して音が出せなかったようで、アンプからの生音で「いいね!」を演奏し、ウォームアップ終了。
神バンドが舞台そでに下がり、定刻から5分ほど経過した頃、ようやく暗転。再び神バンドが登場し、ステージ後方のスクリーンにBABYMETALを紹介する映像が流れ「BABYMETAL」をコールすると、お約束のオープニング曲「BABYMETAL DEATH」のイントロが流れステージ左側からゆっくり3人が登場。「B」「A」「B」「Y」とBABYMETALのスペルを会場全体がコールし、1曲目から大盛り上がり。

そして海外でも大人気の「ギミチョコ」のイントロが流れるとモッシュとサークルピットでアリーナはめちゃくちゃ。
私も一緒に観ていた仲間とはぐれ、モッシュに飲み込まれていった。続いて激しいドラムンベースのイントロが鳴り響きNEWアルバムから「あわだまフィーバー」が始まる。

サビでは観客が彼女達の振りをまねて頭の上で両手の指先を合わせて踊っていた。中盤は「CATCH ME IF YOU CAN」「META!メタ太郎」「メギツネ」と続き、途中YUI METALが「スタンド席!見えてるよ。」と声をかけ、MOA METALが「もっともっと!」と観客を煽っていた。そしてSU METALの掛け声で会場にはウェーブが巻き起こり、ますます盛り上がっていった。

そんな中、私はモッシュに揉まれ流されていて、気が付くとかなり前方まで来ていた。

BABYMETALのライブでこんな前方まで来たことがなかったので、こんなチャンスはめったにないと最前列を目指した。最前列に近づくにつれ、熱気で体感気温は50度を超えているのではないかと思うくらい汗が噴き出し、手が風呂上りみたいにふやけてきた。

しかも酸素が薄いのか息苦しくて、一刻も早く最前列で酸素を吸わないと酸欠で気絶するのではないかと思うくらいだった。

現に私の隣にいた人は酸欠で気分が悪くなり、最前列からスタッフに担ぎ出されていた。そして本当に最前列に辿り着き、目の前にYUI METALがいた時は感動!遠目にしか観たことがなかった彼女達のパフォーマンスを間近で見ることができ、ここに辿り着くまでの苦しさが吹き飛んだ。

そしてステージ上では新曲の「KARATE」が始まり、会場は「セイヤ、ソイヤ!」の大合唱。

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力強い振り付けを間近で見て、その迫力に圧倒された。曲が終わり、一旦ステージ袖にはけ、モニターに「WALL OF DEATH」の映像が流れ、SU METALが両手を外側に広げ、会場に拡がれとジェスチャーをしているが、私は後ろからの圧力が凄くて振り向くことができず、何が起こっていのか全くわからなかった。
ただ「ROAD OF RESISTANCE」が始まると、後方では大暴れが始まっていることが何となくわかった。曲が終わり最後の「イジメ、ダメ、ゼッタイ!」に繋がる映像が流れ、SU METALが静かに歌いだす。

爆音と共に疾走感溢れる曲が始まる。恐らくもの凄いサークルピットが起こっているはずだが、全く見えない。サビでは全員が両手を上げ「ダメ・ダメ・ダメ」の大合唱。最後に会場全体が一体となっていた。
曲が終わりお約束の「WE ARE」「BABYMETAL」のコールアンドレスポンス。

次は東京ドームで会いましょう!と英語でスピーチし、いつもの「SEE YOU!」で締めくくった。大きな歓声と拍手の中、ゆっくりとステージそでに歩いていく3人。

1時間のパフォーマンスが終了した。私はプールに飛び込んだかというくらい汗で全身がびしょ濡れだった。それくらい前方は暑く危険な状態であった。

今年のサマソニは出演アーティストが例年より駒不足ではないかと言われていたが、蓋を開けてみれば、見所満載の濃い2日間だった。
海外のアーティストは数年に1度しか見ることができない。

そんな貴重な体験をできるのがサマソニだと思う。来年はどんな海外の大物アーティストが出演するのか。
BABYMETALは5年連続で出演するのか。

想像するだけでまた来たくなる、だから私は15年間、ずっと来ているのかもしれない。

そしてまた来年も参戦し歴史の目撃者になりたいと思う。