Vol.1「ウクレレと就職活動」

カツマーレー
まんぷく系ウクレレシンガーソングライター。
カツマーレー&The SOUL KITCHEN/ビッケとカツマーレーで活動中。音楽教室「ウクレレキッチン」代表。10/29(土)に心斎橋のカレー屋「はらいそ」にてウクレレワークショップと弾き語りライブのイベントを主催します!

どうも初めましてカツマーレーと申します。

ウクレレを弾いて歌っております。
大阪は岸和田生まれ、現在東京在住のモジャモジャ頭でございます。
このコラムでは、僕がオオサカ←→トウキョウを奔走する模様を綴っていきたいと思います。
ミュージシャンライフなんて言うと聞こえはいいですが、基本的には毎日水を飲んだり爪を切ったりしているだけです。
たまに曲を作ります。
そんな暮らしっぷりを書く前に、僕がいかにして音楽家という職業で口に糊するようになったかをお話させていただこうと思います。

そもそも僕は大学卒業後、音楽関係ない会社に普通に就職したんです。
なぜ、当時夢を追わなかったかというと、それには大学生の時に起きたある事件が大きく関与しているのです……。
大学3年生の春、当時の僕といえば就職はしたくない、かといって音楽で食うなんてのは考えられないで、悩みすぎてすっかりおかしくなっていたんです。
で、同じようにおかしくなっているやつらとビールや焼酎で現実逃避(当時の僕の通っていた大学はなんと学内でお酒を売っていたんです)する毎日でした。
そんな時、ボンクラ仲間の一人がこう言ったんです。

「もうみんなで無人島住もうよ、そしたら就職しなくていいじゃん」

その提案に僕らは一切取り合わなかったのですが、ある一人の後輩は違いました。
その後輩はなんと、次の日には世界の激安無人島情報を資料にまとめて持ってきたのです。
しかも「アメリカのなんかオークションみたいなやつで腎臓が1億で売れた」という過去のニュースと共に!
そしてその時いたボンクラ共は全部で5人。5億で買える無人島…ぜんぜんある!就職するぐらいなら腎臓を売る覚悟……

ぜんぜんある!
イケる!!!!

いやイケるかいな。

今の僕なら冷静にツッコミます(あと臓器売買とかすごく不謹慎だと思うし、無人島の値段とかオークションの情報とかも全部馬鹿の10年前の記憶なのでどうぞどうぞ真に受けないで、そしてお怒りにならないでくださいませ……)。

それでも若さが僕らを突き動かしたのです。
これを「ゆめじま計画」と名付けました。
そして押し寄せる現実の魔の手から逃げるように、無人島に移住するための荒唐無稽なプランを毎日毎日語り合ったのです…。
衣食住はどうするのか、ソマリアから屈強な海賊が現れたらどうするのか、皆で議論しました。結論はすべて「自然のパワーはすごいからなんとかなる」でした。

そんな楽しい日々にも終わりの時はやってきます。

初夏になったある日、例のデキる後輩が血相を変えてやってきました(ちなみにこの後輩は武田俊という男で、後にKAI-YOUという会社の初代代表になる傑物です。さすがです)。
なんと彼が管理しているゆめじま計画のミクシィコミュニティ(時代ですね)に知らない人からメッセージが来た、と。
しかも我々の計画に賛同してくれている、と。
とうとうこの計画もキャンパスを飛び出たか、こうなればいよいよ実現だ、自由な島での暮らしが待っている、とみんな大喜びでそのメッセージを見たんです。

内容は要約するとこんな感じです。

「ゆめじま計画、素晴らしいですね!ぜひ仲間に入れてください!当方、44歳無職男性ですが過去に建築関係の仕事の経験があるので役立つと思います!」

いやこれマジなんですよ。ヤバすぎません?
ぜんぜん知らん大学生がワーキャーしている夢物語コミュニティに、こんなメッセージ送りつける44歳無職男性て。

どんな人なんですか、いったい。
なんて言うか、嫌いにはなれないけどお近づきにもなりたくないでしょ。

誰かが言いました。
「このままこんなこと続けていたら、こんな人間になる!」
ハッとした僕らは一斉に髪を切ってスーツを買いました。
おかげで前述の通り、僕はサラリーマンになれたんです。
その後なんでミュージシャンに転職したかはまた今度。

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10/29(土)に「カツマーレーとはらいそカーレー 2杯目」やります!!

詳しくはコチラから

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