365日映画を観よう。今日は火野正平の誕生日なので、今日の映画は「そこのみにて光輝く」

第87回アカデミー賞外国語映画賞部門に日本代表作品として出品されたほか、第38回モントリオール世界映画祭最優秀監督賞、キネマ旬報ベスト・テン1位のほか個人賞3部門を獲得した本作。閉塞感漂う北の町で無気力な日々を送る主人公と、社会の底辺で行き場を失った一組の姉弟との出会いと運命を、切なくも優しく描き出しています。火野正平さんは主人公である綾野剛さんの元仕事場の先輩役で登場していましたが、このお二人をはじめ姉弟を演じる池脇千鶴さん、菅田将暉さんと、この物悲しいトーンの作品の中で、キャストの皆さんの好演が非常に光る作品です。特に池脇さんは「ジョゼと虎と魚たち」でもそうでしたが、演じる役柄が持つ”背景”というのでしょうか、独特な空気感をまとう演技が非常に素晴らしい。本作でも彼女にしか醸し出せないオーラに圧倒させられてしまいます。まだご覧になっていない方には是非一度観て頂きたい作品です。