365日映画を観よう。今日はトランスジェンダー追悼の日なので…「リリーのすべて」の映画をご紹介。

今日は、「トランスジェンダー追悼の日」。
アメリカ合衆国を中心に世界的に毎年11月20日の、トランスジェンダーの尊厳と権利について考え、社会に対して主張や運動を行う国際的な記念日です。

そんな日に見て欲しい映画が「リリーのすべて」です。

仲睦まじく過ごしていた画家夫婦が、ある些細な事で夫の中から女性が目覚め、段々と夫婦の関係性の歯車が狂っていきます。

夫の中の女性「リリー」。
リリーは男性の身体を持つ自分に疑問を抱いて葛藤し、悩みます。
そして初めて女性として体験する些細な事に対しての感動や、女性の衣服に身を包み場に認められる幸せなどを実感します。

夫がリリーと対峙して葛藤する様を親友の様に見守る妻の優しさ、また妻の夫が夫でなくなりゆく悲しさや絶望、沢山の葛藤を切ない描写で描かれています。

アカデミー賞主演男優賞ノミネートしたものの、惜しくもディカプリオに渡ってしまい、ノミネートに終わりましたが、エディ・レッドメインの演技力が凄い!
除々に女性の心が芽生えて、思考や気持ち・しぐさなど女性に変化していく過程が素晴らしかったです。

毎日TVに出演している「オネエキャラ」。おもしろおかしく、場を和ませる彼女達にも沢山の悩みや不安があったのだろう、と考えさせられる作品です。

この作品の時代背景は1926年。ジェンダー問題に対しての知識や研究の進歩がない時代にもこういった悩みに悩まされた方々いて、当時はかなりの苦しみを感じたのだろうと思います。
今はまだ…という表現にはなりますが、大衆からの受け入れや理解の出来うる世の中になりつつある事が先代の活動された、声をあげられた方々の功績だと思い拍手を送りたくなります。