今日の映画は「闇の子供たち」

闇の子供たち

<2008年 日本>

監督
阪本順治

キャスト
江口洋介
宮崎あおい
妻夫木聡
プラパドン・スワンバーン
プライマー・ラッチャタ
豊原功補
鈴木砂羽
塩見三省
佐藤浩市
外波山文明

この現実をみんなで認知して闇をなくしたい

今日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨で1948年に制定したこどもの日。

こどもと見られる作品にしようかと思ったのですが、子供の人身売買という重いテーマの見ていられないような描写もある作品「闇の子供たち」をあえてご紹介します。

梁石日の小説の映画化です。

舞台はタイで、タイ北部の山岳地帯に住む家族が家電欲しさに娘を売り、少女は日本や欧米などの世界中の富裕層が集まる売春宿に連れて行かれ、大人たちの性的玩具にされエイズを発症。商品価値がなくなった彼女はゴミ袋に入れられてゴミ処理場に投棄されます

その少女が売られた2年後に妹も売られ、彼女は違法の臓器移植で生きたまま心臓を摘出されてしまう事に…。

これらの事件を日本人新聞記者、子どもたちを救おうと奔走するNGOスタッフ達の非力さ、闇の力の強大さを描かれた作品です。

作品自体はフィクションなのですが、本当に今も必ずアジアのどこかで行われている悪しき真実だと思います。

途上国の子どもたちが受ける非道徳的な事態。
それに我々は少しでも関与しているかもしれないという事。

海外の売春ツアーでキャッキャ言ってる日本人に向けてまばたきさせずに見せたいです。
貧困層が富裕層に臓器を与えて生を譲られる事が倫理的におかしいですし、生け贄に死ぬ事なんて絶対にあってはらならいと思います。

子供をもつ親なら目を伏せたいシーンも沢山ありますが、今もこういった現実があり、サイクルは巡っている事を知って頂きたいです。

原作の小説はすでに文庫化されています。少しオチなど違いますし、映画より綿密な描写が描かれているので、もし映画を見て興味が沸いた方は小説もおすすめです。

映画として、小説として話題になり、闇に光をほんの少しでも照らした事はとても素晴らしいことだと思います。
憤りを感じずにいれないですが、目を背けないで沢山の人に見てほしい作品です。